今回紹介するのは、ホテル科で2年次に学ぶホテルマーケティングの授業です。担当講師は、京都ロイヤルホテルの総支配人も務めた津野先生。ホテル業界を知り尽くしたプロ講師です。

「マーケティングなんて難しそう」と思われる方も多いかもしれません。あるいは、「接客サービスのプロを目指すのに、マーケティングなんて必要ある の？」という疑問を抱いたりしませんか？ でも、ホテルが安定的かつ継続的な成長をするためには、時代や社会環境を正確に見据え、お客様のニーズに対して質の高いマーケティング活動が欠かせません。消費者の価値観は時代と共に多様化しており、ホテル業界を取り巻く環境は大きく変化しているのです。

この授業では、ホテルマーケティングの基本的な考え方、課題、そして方向性について学習しています。また、ホテル開業前のマーケティング活動や、開業後のマーケティング活動の重要性についても学びます。

この授業は単なるサービススタッフ育成ではない、専門学校日本ホテルスクールの教育理念が具現化した典型といえます。学生の皆さんの表情も真剣そのものでした。

『マーケティングと聞くと難しそうですが、例えば、「ペットボトルのお茶を売るには、どのようなマーケティングをした方が良いのか？」や「某ホテルは金曜日の稼働率を上げるためにどのようなマーケティングをしたか？」など、例を挙げてマーケティングのしくみを教えて下さるのでとてもわかりやすいです。』