建学精神

国際化する社会において、また、人間の生活環境が良くなるにつれ、人間の欲望は限りなく広がってゆきます。ホテル産業は、人間の生活環境の理想的形態を追求するものです。単なる宿泊・飲食業といった次元から脱却し、生活全般にかかわりのある精神的、物質的な価値を提供する国際的な産業へと成長を続けています。

このような未来に向う産業界での、現状に則した技術及び知識を修得した優秀なホテルマンを育成し、そして近い将来の中堅幹部、幹部の育成を目指して、人間性の豊かさを基本に、理論的、実践的な教育環境を本校は整備してきました。そして、国際的に通用する将来のリーダーとして活躍できる人材を育成し、未来へ向う若人の夢と情熱を培ってゆく方針です。

特に、専門学校日本ホテルスクールは「国際観光ホテル整備法」の精神に則して設立された、日本で唯一の国土交通省（現、観光庁）管轄下の専門教育機関としてスタートしましたので、この建学の精神が体得できるよう次の事項に留意して、有意義な学生生活を送ってください。

6つの骨子

グロ－バルな観点から一流のホテルマンをめざすこと
常に礼節を重んじ、誠意ある態度をもって振るまい、プロの業界人としての信念を培い、知徳の向上に努めること
ホテル・ブライダル業界でのリーダー的存在になることを自覚すること
人間関係を大切にし、常に人類協調の精神を養うこと
学業、実務を通して人格を磨き、広く社会に貢献すること
名誉と信用を重んじ、全員一致して、学風の振興に努めること

教育理念

「ホスピタリティ」を究める－それが教育の理念です

専門学校日本ホテルスクールの教育の理念は、「ホスピタリティ」精神に裏打ちされた行動をとれ、将来のニュ－リ－ダ－格として活躍できる国際的に通用する人材を育てることです。単に成績や、運動能力が優れているだけでなく、「他人の気持ちを考える力」、「臨機応変な対応能力」、「社会人としての身嗜み・マナー」をもつ人材を育て、業界に送り出すことを使命としています。

ホスピテリィとは？【Hospitality】

私たちは「ホスピタリテイ」を「相手の立場に立って考え、行動すること」と定義づけています。一般的に、ホスピタリティには「心からのおもてなし」、「親切心」、「歓待」という意味があります。ホテル業界に携わる者にとって、ホスピタリティ精神をどんな時に、どう具現化するかが大切であると考えます。
用語解説:　ホスピタリティ　（ホテル観光用語辞典）

5つの教育理念

一. 礼と節を重んずる人間の育成
礼節を重んずる姿勢は、外から見ていても頼もしく清々しく映るものです。まさにホテルスタッフとして、絶対に欠くことのできない資質といえます。

一. ホスピタリテイ精神の体得と実践
専門学校日本ホテルスクールでは、「ホスピタリティ」＝「相手の立場に立って、考え、行動すること」と定義付けています。言い換えれば、「思いやりの心」で、本校のシンボルマークは、これを象徴的に表現しています。本来、教科として学ぶものではありませんが、教職員がお手本となり、常にホスピタリティを感じ取れるような学校生活を提供することで、あらゆる場面で他人を意識したサービス、対応のできる人間への成長をめざしています。授業でもたくさんのケーススタディを紹介しますが、学生のみなさんは、学校生活、ホテル実習、学校行事、課外活動などにおいて、できるかぎり自らホスピタリティを体感し、次にそれを表現できることを目標にしてください。

一. 理論と実技の一体化によるサービスの創造
理論と実技の一体化を図るため、講義、学校行事、ホテル企業実習・海外研修旅行という包括的な学びができる、専門学校日本ホテルスクール独自のシステムを構築しています。昼間部では、1年次半ばから2年次半ばまで、授業・講義（理論）とホテル企業実習（実技）を交互に行うことで、両者の一体化をめざします。

一. 国際的視野に立脚した人間の育成
外国語の習得、留学生との共学生活、外国人講師との交流、あるいはホテル実習時における外国人客との応対などの機会を通じて、国際的視野を拡大していきたいと考えています。特に、1、2年次の海外研修旅行では、全学年の全学生の参加を原則として、実体験できる機会を提供しており、その他に加国・豪州への留学コース設置、海外ホテルインターンシップなどの拡充により、海外渡航の機会を増加させ、国際的な視野で物事を考えていけるような人材育成に努めています。

一. 広く社会に貢献する人間の育成
専門学校日本ホテルスクールで過ごす間に、「学ぶこと」や「遊ぶこと」、「働くこと」を通して、さまざまな体験をすることができます。社会貢献をすることは、何も大上段に構える必要はなく、ホスピタリティ精神を身に付けた社会人でいることこそ大切だと私たちは考えています。