「マナー講座」の様子／イメージしやすいイラストを利用しながら伝えます

東京都小金井市に位置する学校法人武蔵野東学園・武蔵野東中学校の1年生から3年生の皆さんを対象としたマナー講座を11月24日（金）に実施しました。「社会の一員となる前に身につけておくと良いこと」をテーマとしたマナー講座を行い、本校の広報部広報室永井智子先生が講座を担当しました。

「マナー講座」の様子／イメージしやすいイラストを利用しながら伝えます

武蔵野東学園は、教育方針として健常児と自閉症児が同じ校内で学ぶ混合教育（インクルーシブ教育）を学園創立時から実践しています。今回のマナー講座は、キャリア教育講座「中学生向けマナー講座」として「働くことの意味、”仕事”を通して社会で果たす役割、働くときに必要とされるマナー、人間関係など」をテーマとして、自閉症児クラスの皆さんが参加しました。

努力家であったとしても、真面目であったとしても、第一印象で損をしてしまうことがあるという事例の紹介を通して、人の印象は、目や耳から入る情報で決まるため、目に見える“表情”や“身嗜み”、“動作・所作（立ち居振る舞い）”、耳で聞こえる“発声”や“言葉づかい”について知る必要があると説明しました。

「マナー講座」を担当した永井先生

「元気で気持ちの良い挨拶」を身につけるため身振り手振りを交えて練習します

今回のマナー講座では、自然な笑顔を表すために口角を上げることが大事であること、感謝の度合いによってお辞儀の角度が異なること、そして人との関連性によって人との距離が異なることについて中学生の生徒の皆さんに身体を動かしながらの体験を通して理解を深めていただきました。

講座を担当した永井先生は、「マナーとは、“相手に対する思いやりを行動に表すこと”です。マナーを知ることで自分自身を受け入れてくれる人が増えます。そしてマナーを守ることで困っているときに助けてくれる人が増えます。今日の体験が、日常生活や日頃の人間関係など、今後の皆さんのキャリアにおいて参考になっていれば嬉しく思います」とメッセージを伝えました。