ホテル科卒業ゼミが始まる - ホテル経営を模擬的に実践する
「HMS」は、1年間のホテル経営を3日間で疑似体験する授業です。それぞれのチームが経営するホテルのコンセプトを決め、学生は社長以下、各部門の責任者一人ひとりが経営目標を達成するための意思決定を行います。ゼミ実施の3日間で1年間のホテル経営を行い、四半期ごとにその計画と実績を分析・照合しながら、経営の仕組みを理解します。学生がグループ討議をし、講師の指導を得ながら、主体的に学習することも特長の一つです。
一方、「HOP」は、「HMS」と同様にコンピューターによる学習プログラムで、ホテルの部門別計数管理を行う授業です。客室、宴会 などの各部門特有の問題解決に照準を当て、ホテル運営を学習します。受け身で学習するのではなく、自分から考え、主体的な学習を展開します。
卒業ゼミを通して、学生からは「模擬的ではあるもののホテル経営の経験を通して、一つの部門の理解だけではなくそれぞれの部門を全体的に理解する必要があることを肌で感じました」「収益などの目標設定を行い、達成するまでの長い道のりを実感することができました」「これまでに学んできたホテル会計、労務管理、レストランマネジメントなどのホテル経営の内容を活かす機会になりました」「なによりもチームワークが大事だと思いました」と感想を述べていました。
なお、「HMS」と「HOP」は本校と一般財団法人日本ホテル教育センターが共同で、業界の経営者、および部門管理者を育成する目的で開発した、ゲーム的要素を取り入れたホテル経営を学ぶ独自の教育プログラムです。
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