「ブライダルゼミ」各チームの発表の様子

昼間部ホテル科・英語専攻科・ブライダル科、夜間部ホテル科・ブライダル科の2年生を対象とした卒業発表会。今年度のJHS卒業発表会の共通テーマを「SNSマーケティング」。

学生はグループワークを基本に、これまでに学んできた複数の科目の内容を活かしながら課題に対して企画提案をまとめ、2年間の集大成として校内の予選会に挑みました。卒業発表会では、各ゼミナールの校内予選会で選ばれた2チームがプレゼンテーションを行いました。

今回は、昼・夜間部ブライダル科が取り組んだ「ブライダルゼミ」をレポートします。

「ブライダルゼミ」各チームの発表の様子

ブライダルゼミ（昼間部・夜間部　ブライダル科）
【新規婚礼施設のマーケティング＆プロモーションの提案】
都内の指定されたエリアにおいて、新規婚礼施設を立上げるにあたり、競合他社の戦略を把握し、ポジショニングやペルソナを設定。集客を目的とした具体的なサービスや商品、新プランを立案し、SNSを活用したプロモーション戦略を企画。グループワークを通して意見を交わし、よりよいアイディアを創出します。

昼間部ブライダル科Aクラスのチームは、浜松町エリアを選定し、和と海という交わらないように感じる2つを結ぶことが絆となり、人と人とのにもつながるという願いを込めた「和×海～絆を感じる伝統ウエディング」をコンセプトとする”翔鳳園”を提案しました。

集客数増加を図るため、結婚式を1とし、そこに繋がる模擬披露宴を0.5次会と表現、当日の不安を解消するため、模擬披露宴を通して本番当日のイメージをしやすくする「0.5次会～1に繋げるReception Party～」などのオリジナルプランを紹介。

そして、翔鳳園公式SNSも作成。集客の施策としてインスタグラムやTik Tokを目的ごとに効果的に使い分け、サンプルアカウントを作成して提案しました。

昼間部ブライダル科「翔鳳園」の発表

地域選定をする際に必要なポジショニングマップ

SNSの活用方法も提案します

新規婚礼施設のマーケティング＆プロモーションの提案

渋谷を選定したのは、夜間部ブライダル科Jクラスのチーム。「思いついた瞬間に実現できる結婚式」をテーマとした複合型商業施設「Garçon Shibuya」を提案しました。

ターゲットとするのは、若年層。結婚式に対して高額であること、準備期間が長いなど、マイナスイメージを持っていることが多く、結婚式実施率が下がっている現状から、コンセプトである「思いついたその瞬間に実現ができる結婚式」のもと、手軽さを重視し、他社にはないオリジナル性を高めて競合他社との差別化を図ります。

施設内には保育施設や相談施設を設置することで授かり婚層へのアプローチや、低コストで結婚式が叶うプラン、一か所に様々な店舗を集約することで効率的な打合せが叶う等、若年層が抱く結婚式へのマイナスイメージを払拭する取り組みも提言しました。提案を通して、若年層が結婚しないという課題に対する貢献につなげます。

そして、LINEを利用した打ち合わせ日時の予約、引出物や招待状の選択機能を活用するだけでなく、婚礼施設のあるビル内の施設の利用に際してポイントを付与するサービスを付帯し、貯めたポイントをビル施設内で使える機能で結婚式を挙げた後にも施設の利用につなげるアイディアも提案しました。