企業・産業と連携した実践教育「卒業式袴展示会」を実施ー夜間部ブライダル科ー
卒業式袴展示会の運営を通して、有効顧客の把握、売上目標の設定、集客方法、展示会説明、接客・成約というマネジメントの視点を学ぶことを目的としています。これまでのマネジメント系授業で学んだ理論を実践することにより理解の定着を図るとともに、各科目を「点」ではなく「線」で結び、それぞれの授業科目の連携を強化し、教育効果を高め合います。また、チームごとに展示会を運営するため、チームとしての協力や強調を体感し「仲間」の必要性を肌で感じてもらうことも目的としています。展示会実施にあたり、2年生進級後の4月から9月にかけて学生たちは連携2社の衣装会社のいずれかに振り分けられ、商品理解、対象学生への需要調査、売り上げ目標の設定から集客方法などの戦略会議、着付け練習、接客シミュレーションなどを行い展示会に向けて準備を進めました。
今回の展示会を開催するにあたり、事前授業では、昨年同様にハクビ京都きもの学院から先生にお越しいただき、実際に袴を使って、着物の取り扱い方やお客さまに似合う着物や袴の色味の提案の方法、接客の仕方などを学びました。また、株式会社マイム様、株式会社曽我様、2社の協力のもと、校内で事前ミーティングを実施し、それぞれの企業の商品、袴のセットプラン内容について説明いただくとともに、プロの接客方法やマインドなども学びました。
当日は、企業の方と一緒に衣装の搬入、会場の設営を行い、開催期間中の導線を確認しました。また、着付けの最終確認を行い、来場予測数や来場時間帯の見込み、売上げ目標を確認しました。
展示会開催中は、緊張感を味わいながらも、袴を選ぶ学生に対し気持ちに寄り添った接客を心がけました。また、協力いただいた企業のスタッフの方から接客のコツなどのアドバイスや接客のフォードバックもあり、実践的な授業であったことで学生にも大きな刺激になりました。毎日朝礼・終礼を実施し、目標達成に向け、真剣に取り組んだ様子でした。展示会終了後は、フィードバック会を設定し、売上げの結果発表、各賞の発表を行い、展示会を振り返りました。
実践を通し、集客の難しさや接客の難しさ、目標を達成する難しさを痛感できたことが大きな財産になったと感じています。この経験が、「よい接客とは」を追求し、挑戦心を高めたと確信しています。プロの仕事を体感し、マネジメント力を養うことが出来ました。
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