レストランマネジメントゼミ-新規レストラン事業計画プレゼンテーションを実施
レストランマネジメントの授業では、レストランビジネスの基本から業界の現状、経営の問題や課題までを理解するとともに、時代の変化によって求められることが変わるレストランの開業までのマネジメントから開業後のマネジメントまでの「プロジェクトマネジメント」から開業後の「オペレーショナルマネジメント」まで幅広い内容を実際の数値をもとに学んでいます。
今年度は「SDGs × 集客できるレストラン」をテーマに、各チームがホテル内、商業施設内など立地を設定し、新規レストラン事業計画を立案します。新型コロナウイルス感染症の世界的拡大という環境も配慮した事業展開を考え、プロジェクトリーダー、会計担当、F&B担当、テーブルコーディネート担当、SNS担当など必要な職種をチームごとに決定し、それぞれの学生が役割を担いプレゼンテーションに向けて準備しました。そしてプレゼンテーションは新規レストラン事業を展開することを目的とした架空の投資家役を務める講師の皆さんに向けて実施します。
プレゼンテーションは、新規レストラン事業計画や店舗コンセプトをはじめ、店舗デザイン、財務管理P/L(損益計算書)などレストラン事業を立ち上げるために必要な項目を発表します。また、店舗のWEBページの作成やユニフォームデザインなどの項目に加え、レストランで提供するランチ・ディナーメニュー、ワインリストやビバレッジメニューなどのフードメニューを作成します。各チーム10分の発表時間内に、これらの項目を発表するとともに、店舗内で演出するテーブルコーディネート、ペーパーアイテムをオリジナルで作成し、事前に作成したノンアルコールカクテルとオードブル、またはデザートそれぞれ1品を写真で披露し、レシピを紹介します。
課題発表会では、レストラン経営を専門とする講師や学校内の教職員6名による審査を行いました。学生からは「自由と新しさ」をコンセプトとした「食で地中海旅行」をテーマにお客様の生活に合わせたさまざまなサービスができる店舗、「地方にある遊園地を復活させる」、「地域を活性化させる」という“再出発”と観覧車レストランという新しい発想やSDGsへの積極的な取り組みという“近未来”をコンセプトとしたイタリアンレストランなど、さまざまな事業の発表が行われました。
セールスプロモーションにおいては代表的なSNSであるインスタグラムを開設したプロモーション戦略なども提案されるとともに、今年のテーマである持続可能でよりよい世界をめざす国際目標であるSDGsの17のゴールに照らし合わせた取り組みも提示されました。
全22チームの審査終了後、最も高く評価されたのはL-1チーム「Contigo」(昼間部ホテル科2Lクラス)。そして次点にF-1チーム「Re vicino al futuro」が選ばれました。今年度は、昼・夜間部ブライダル科が実施する「ブライダルゼミ」、夜間部ホテル科が実施する「ホテルゼミ」と合同で卒業発表会を実施します。昼間部ホテル科・英語専攻科が取り組むレストランマネジメントゼミからは、最も高く評価された上位2チームが選抜され、発表を行います。
新規レストラン事業計画プレゼンテーションを通して、レストラン事業の立案を経験し、改めてレストランを経営するために必要な知識や考え方を理解する機会になります。課題を通して、クラスの仲間とのチームワークやコミュニケーションの大切さを共有することもできたようです。審査員を担当した教職員は「入学直後のときと比較すると学生のサービス力・発想力に成長を感じた」と評価するとともに「今回経験したことをいろいろな場面で活かして欲しい」とエールを送っていました。
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