ホスピタリティ実践プログラム「FFE選定シミュレーションプログラム」を実施
昼間部2年生の第3回ホスピタリティー実践プログラムとしてFFE選定シミュレーションを実施しました。
FFEとはホテル客室設備で良く使われる用語(Furniture家具・Fixture什器・Equipment備品)で、今回はホテルを全面改装すると言う前提で、学生が予算に合わせたFFEを選定・購入し客室を作り上げるという実際にホテルの社員研修として行われているグループワークのプログラムです。
ホテルの客層やコンセプトもあらかじめグループ毎に設定、イメージ通りの客室をいかに予算内で作れるかがポイントとなります。
今回は講師として日本ホテル教育センターの大堀貴弘先生(普段はプロのホテリエへの指導をされています)をお呼びし、約4週間に渡る指導が行われました。
改装するのは都心部の5つ星クラスのホテルで改装後の客室内容に関しての細かい指示が出されます。
①くつろげるスペースと仕事をするスペースが両立できる広さ(45㎡)
②1室の平均客室単価(ADR)を指定
③ベッドやバスルームの大きさも指定
④寝具(BED)・バスルーム(BATH)・朝食(Breakfast)=3Bのグレードを最大限高める事
⑤リネン類やアメニティー類の使用感には特にこだわる
等々・・・
コンセプト決めの前に、想定立地・想定ターゲット層・想定ターゲット顧客年収などを、客室単価から割り出します。
そこから「テーマ」や「こだわり」を決めます。
そして先ずは、実際のホテル客室見学。今回は、ザ・プリンス パークタワー東京様、パークハイアット東京様、ウェスティンホテル東京様にご協力頂きました。
そしてグループワークで、いくつかのホテルよりお借りしたリネン類や、アメニティーを確認したり、インターネットで調査を行います。いくつか候補が定まったら実際に家具店などに見に行き、実際の色味、質感などを確認します。
各担当グループの選定品をまとめ、最終プレゼンテーションに臨みます。
「予算以上の価値の提供」を目指して発表します。
コンセプトを前提とした、選定理由については、そのメーカーの歴史を前提とした発表もありました。オーディエンスに語り掛ける、質問を投げてみるなど、飽きさせない工夫がされており、調査体験に基づく、説得力のあるプレゼンばかりでした。
約4週間にわたるFFE選定シミュレーションプログラムはホテル宿泊部門を学ぶ3回の実践プログラムの集大成としてマネージメント力も試される貴重な体験となりました。
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