「ブライダル科2年間の集大成」課題に対してオリジナルプランを企画・制作し業界関係者に発表
今年度の発表会の課題は、公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が主催となり、ブライダル系の試験としては日本で初めての国家試験となる「ブライダルコーディネート技能検定」1級実技試験の条件を一部変更して使用させて頂きました。
テーマの一部を紹介します。
「新郎は外資系銀行員でイギリス人。新婦は日本人で父が経営している不動産業の手伝いをしている。新郎が来日した際に住居探しをお手伝いした事から交際が始まる。お二人のご意向としては、新郎のご家族、ご友人に、日本らしい結婚式を体感させてあげたい。新郎は1月下旬に帰国をし、一時来日が3月になるのでその時に挙式・披露宴を希望。
不安要素としては、準備期間の短さと新婦ご両親様が国際結婚に対して不安を抱えている。」という設定。
この設定のもと、学生たちは各チームで1つの方向性を見出しプランナーの視点から新郎新婦お二人に対し企業として売上も考慮した現実的な結婚式を提案することが求められます。
発表会に向けた事前授業では、新郎新婦の「希望」「不安要素の解消」に沿った提案になっているのかを各チーム内で何度も確認しては修正を繰り返してきました。時には意見が合わず衝突することもありましたが、チーム一丸となって発表会の為に頑張ってきました。
緊張感溢れる雰囲気の中、今年度は6チーム113名の学生が招待した約100名の業界関係者の前で発表しました。
各チーム実演も含めた個性溢れる提案を披露した中、総合賞を獲得したのは”チーム「浅草旅館」”。
世界共通マークのピクトグラム(視覚記号)に着目し、「交流の挨拶、喜びの表現として様々な場面で使われる”握手”」と「両国の国旗を掛け合わせた」オリジナルマークを考案。お互いの国の文化・家族の繋がりを大切にした提案でした。
各チームの発表を終え、企業の皆様からは「和と洋を融合し両家の繋がりをきちんと意識されていた」「和の着物をドレスに取り入れたオリエンタルドレスの提案が秀逸」「プランナーと共有できるアプリを活用しての提案など学生ならではの考えが素晴らしかった」「学生の感性は素晴らしい。社会人になっても無くさないでほしい」など様々なコメントを頂きました。
今年度は「卒業式袴展示会」の活動報告会、「レストランゼミ最優秀チーム」による発表も行いました。
「卒業式袴展示会」は夜間部ブライダル科2年生による産学連携の授業で、協賛企業として衣裳系企業の「株式会社マイム」・「株式会社曽我」の2社と提携し、学生主体で和装(袴)の展示会を学内で行う取り組みです。実際に売上目標設定や販売促進・宣伝活動などを行い、利益をあげることが求められます。
今年で4年目となる卒業式袴展示会では、過去最高の売上を達成することができ喜びの報告会となりました。
「レストランゼミ」は、昼間部ホテル科・英語専攻科が2年次レストランマネジメントの授業の総括として新規レストラン事業計画について取り組むゼミです。各グループに分かれ「架空のホテル・商業施設を設け、新規レストラン立ち上げの立案をし、投資家(審査員)に向けてプレゼンテーション」を行います。
今年度のテーマは「2020年オリンピックによるインバウンドに向けての新規レストランの開業。集客ができるレストランの立案」。
校内選抜で見事最優秀賞に輝いた“「掬(むすび)」”。
完成度の高いプレゼンテーションで、企業の皆様から多くの賞賛のコメントを頂きました。
発表会を終えた学生たちからは安堵の表情が見られました。
ブライダルゼミでは、チーム一丸となって物事を作り上げることの大変さと大切さを学べたことと思います。
今後社会人となり活躍していく上での良い経験になったことを心より願います。
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