レストランマネジメント-新規レストラン事業計画プレゼンテーションを実施
レストランマネジメントの授業では、レストランビジネスの基本から業界の現状、経営の問題や課題までを理解するとともに、時代の変化によって求められることが変わるレストランの開業までのマネジメントから開業後のマネジメントまで幅広い内容を実際の数値をもとに学んでいます。
課題発表会はレストランマネジメントの授業の総括として、各クラスで3~4チーム(計5クラス17チーム)をつくり、課題に沿ったレストランの事業計画を各チームで立案しプレゼンテーションを行います。今年度は2020年の東京オリンピック・パラリンピックによる増加が見込まれるインバウンドに向けての新規レストランの立ち上げをテーマに、候補立地として実際の都内ホテルや商業施設を提示しました。提示した候補地からグループごとに開業地を選び、プロジェクトマネージャー、商品マネージャー、マーケティングマネージャー、経理、広報、人事などそれぞれの学生が役割を担いプレゼンテーションに向けて準備しました。
プレゼンテーションは、新規レストラン事業計画や店舗コンセプトをはじめ、店舗デザイン、財務管理P/L(損益計算書)などレストラン事業を立ち上げるために必要な項目を発表します。また、店舗のWEBページの作成、店舗内図面動画作成(2D・3D)からユニフォームデザインなどの項目に加え、レストランで提供するランチ・ディナーメニュー、ワインリストやビバレッジメニューなどのフードメニューを作成します。各チーム15分の発表時間内に、これらの項目を発表するとともに、店舗内で演出するテーブルコーディネート、そしてノンアルコールカクテルとオードブル、またはデザートそれぞれ1品を実際に作成し披露します。
課題発表会では、レストラン経営を専門とする講師や学校内の教職員6名による審査を行いました。全17チームの審査終了後、最も高く評価されたE1グループ「掬」(昼間部ホテル科2Eクラス)は、翌日1月10日(金)に実施しました昼・夜間部ブライダル科によるブライダルゼミ発表会にて事業計画プレゼンテーションを行いました。レストラン名「掬」(むすび)には、“人と人を結び、その果てには国と国が掬ばれる“という思いが込められています。プレゼンテーションでは、立地と営業時間、客層ターゲティング、コンセプト、メニュー、掬デザイン、販売促進、そして社会貢献活動などの項目を発表しました。
新規レストラン事業計画プレゼンテーションを通して、レストラン事業の立案を経験し、改めてレストランを経営するために必要な知識や考え方を理解する機会になります。課題を通して、クラスの仲間とのチームワークやコミュニケーションの大切さを共有することもできたようです。
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