リネン工場見学に行ってきました!
7月10日(火)、ホテル・ブライダル研究会の第4回活動を行いました。
今回は、株式会社プリンスホテルリネンサプライさんにご協力いただき、工場見学とホテルのリネンについていろんなことを教えていただきました。
ホテルリネンとは、ホテルで使用しているベッドシーツや布団カバーをはじめ、バスタオルなどのタオル類、バスローブや浴衣に至るまで、さまざまなものが含まれます。
それらすべてを回収・洗濯し、またホテルへ送り出すところまでを工場で行っているのです。
まず工場について感じたことは、“とにかく工場内が熱い!!”ということ。
温度計を見るとなんと42度でした!!機械から出る熱気で、高温になるということです。そのような過酷な状況でも、工場で働いている方たちはとても速いスピードでテキパキと働かれていました。感動です。様々な機械を利用して作業をされていましたが、肝心なところはすべて手作業や目視確認をするなど、最終的には人間の目でチェックをすることが大切だということでした。素早いスピードで作業する中、髪の毛一本まで見落とすことなくくまなくチェックする姿はまさにプロでした!
そしてリネン工場は、ただ洗濯をするだけではありません。
新しいホテルが開業する時や、ホテルの改装に伴いコンセプトを変更する、といった時にはタオル類をすべて新しいデザインに変えることがあるそうです。そのような時はホテル担当者や繊維業者の方を交えて相談をするそうです。ホテル側は、お客様が使用した時により気持ちのいい生地やより質感の良いものを使用したいという要望をだします。もちろん、そういったリネンを作ることは可能です。しかし、繊維業者やリネン工場の担当者は簡単にOKを出すわけにもいきません。なぜなら、ホテルでの利用頻度を考えるとリネンがすぐにダメになってしまうというのが分かっているからです。
繰り返し使用し、強力な機械で洗濯や乾燥をしても耐えられるかどうかが非常に重要になるわけです。その中で、ホテル担当者が望む肌触りや質感の良いものをいかにして作り出すか考える、ということもお仕事の一つとしてあるそうです。
参加した学生は、リネンの奥の深さに感動し、普段ホテルの実習などで見かけていたリネンがこのような苦労があって仕上がっていることに驚いていました。とても貴重な経験に大満足の一行でした!
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