日本旅館国際女将会「世界のホスピタリティ体験シリーズ5:ニュージーランド」を実施
日本旅館国際女将会(会長=長坂正惠)は、一般財団法人日本ホテル教育センター、専門学校日本ホテルスクール(理事長=石塚勉)支援、協力の下、4泊6日の日程で第5回目の世界のホスピタリテイ体験シリーズ:ニュージーランド研修旅行を2015年9月8日(火)~13日(日)に実施し9名が参加しました。
今回は、ニュージーランド(クイーンズタウン~ロトルア~ワイトモ~オークランド)の日程で実施しました。南島のクイーンズタウンでは、ミルフォードサウンド/フィヨルドクルーズ又は市内観光、北島を代表する観光地のロトルアでは、ロトルア観光協議会オスカー・ネイサン総局長、およびパトリック・ダウルト部長と会食、意見交換の後、スカイライン・ロトルアが自然環境保全を目的に主催する「植樹プログラム」に参加し、デイビット・ブラックモアー広報部長の案内でコーハイの木(ニュージーランドの国花、国木)を植樹しました。
また現地の大きな観光資源である「羊の毛刈りと牧羊犬のショー」、「国鳥キーウイ」、「原住民によるマオリショー」、ワイトモ洞窟では見事な鍾乳石や石筍、土ボタルを見学、そして「伝統料理ハンギ料理」、複合温泉施設の「ポリネシアンスパ」などを体験しました。何れもニュージーランド固有の自然環境や伝統を生かした観光資源が旅行者を魅了している。一行は、これらの多くの観光資源の一部を体験することができました。
同会は、1995年、観光行政のビジット・ジャパン・キャンペンに呼応し、業界貢献への一つとして、「旅館と女将を国際語 に」をスローガンに、日本旅館の主役である女将が自ら国際体験をして旅館内部から国際化を図ること、日本の伝統的な旅館の料理、施設、サービスなどを紹介 して訪日を促進することの二項目を目的に設立しました。
1995年に旅館とホテルの国際交流シリーズ「女将イン・パリ」を開始し、以来2009年までの 15年間に、17か国60都市を訪問、公式行事を15都市で開催、参加者累計273名、現地関係者招待数1200名、メディア掲載約150点、取材出演テレビ45局などの実績を残しました。
2010年からはその趣旨を踏襲し、新たに「世界のホスピタリティ体験シリーズ」を開始。世界の著名な観光地を訪問、自らの体験により風俗習慣・異文化を理解、関係者との国際交流を促進、旅館を世界に知らしめると共に旅館の国際化への対応を学ぶことを主眼にしています。
今後、国内の国際化に向かう観光情勢からは、世界各地から日本を訪れる旅館滞在客の背景を知り、様々な異文化、風俗習慣等を 実体験することで、これまでの日本の伝統的な「おもてなし」にさらに磨きをかけ、益々グローバルな時代に対応する必要もあります。
「世界のホスピタリティ体験シリーズ」は、参加者の減少傾向から、今回で一区切りとなりますが、これからの旅館業界にとって、新たな具体的行動の展開が期待されます。
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