合同修了式で石塚校長は、「海外での研修を通じて色々な経験をし、成長されたことだと思います。海外で実際の現場のサービス、そして仕事の業務を肌で感じることこそが、世界を知る機会になります。できるだけ早い時期に今後の目標を立て、到達するために何が必要なのか、どんなことをするべきなのかを察知し、将来設計をして欲しいと思います。今までの経験を活かせるように次のステップに進んでください。1年間の研修は貴重な経験になったはずです。研修お疲れ様でした」と、労いの言葉をお話しされました。

また、シャングリ・ラ ホテル研修修了生、近藤夏保さん（昼間部ホテル科卒業／鶴川高校〔東京〕出身）が海外研修修了生を代表し体験談を踏まえて挨拶しました。近藤さんは、前半の半年はフィリピン・セブ島、後半の半年はマレーシア・コタキナバルと異なる地域で研修を経験しました。地域による違いを肌で感じながらの研修は内容も濃い1年間だったと振り返っていました。

そして、合同修了式が終了した後、別会場にて懇親会を行いました。懇親会では、先生方と研修中の出来事などを語りあい、今後の進路について相談する修了生の姿も見られました。

本校では、教育理念に掲げる「国際的視野に立脚した人間の育成」をめざし、本校独自の制度「海外ホテル研修生制度」を通じて、学生を研修生として海外のホテル企業などに送り出しています。これまでにおよそ580名余りを海外に送り出している実績のある制度です。2013年に実施した海外ホテル研修制度は、アメリカホテル研修生制度、シャングリ・ラ ホテル研修生制度、スイスホテル研修生制度です。

なお、2015年度の海外ホテル研修生制度には、現在、スイスホテル研修生制度３名、シャングリ・ラ ホテル研修生制度4名が内定しています。