専門学校日本ホテルスクールの講師をご紹介します。
専門学校日本ホテルスクール&財団法人日本ホテル教育センター
企画部 開発室
主席
武内 悟
TAKEUCHI SATORU
東洋大学社会学部卒業後、35歳までにホテル学校の教育者になることを目指してスイスに留学。1991年「セザール・リッツ・インスティテュート」卒業。日本帰国後は、当時はの日本で唯一無二の高級ホテルといわれた「ホテル西洋銀座」に入社。パーソナル・セクレタリー(コンシェルジェ)として7年間勤務。目標の通り35歳になった1998年に専門学校日本ホテルスクールで教鞭を執り、宿泊科目を担当。現在は教壇から離れてテキストの執筆や図書資料室の収蔵図書等を管理する。
専門分野: | ホテル分野 一般教養分野 |
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学科: | その他 |
学生たちへのメッセージ
実習教育が出来ない状況下で在校生の皆さんは接客スキル不足や対面サービスに不安を覚えるかもしれませんが、今のこの状況をつぶさに観察し、記憶していてください。そしてこれを機会にホテルビジネスを変えていくために何が必要かを強く意識して欲しい。従来の価値観や常識が崩れた分、皆さん方の新たな発想や常識が新しい時代を切り拓くことになるでしょう。物事が変わる時に必要なのは「柔軟な考え方」です。
これからのホテル業界・ブライダル業界に思うこと
コロナ禍で対人接触を極力避ける必要が生じた現実に接客業の雄であるホテルでの対応自体も考え直す必要に迫られました。この先ホテルビジネスは、単なる宿泊業・サービス業の側面だけでなく衛生管理面などの安心・安全を提供できる機能を活かしたスペース事業の展開や災害時の避難施設としての公的役割も果たすことになると予測します。さらにこれからのホテリエは、SDGsへの具体的な取組みと共に環境問題などの社会課題を解決すべく課題意識を持ち、活かせる知識や事例も学習する必要が今後出て来ると私は考えています。
将来のホテリエに不足しているもの
私はホテル学校の教育者になることを自分のキャリアゴールとして、まず手始めにスイスのホテル学校に学生としてホテルビジネスに必要な学習手法とその教育環境を実体験しました。現地では実習で得られた給与をすべて休暇で過ごしたホテルの宿泊代に充当して、一人で1つ星~4つ星ホテルの利用体験をしてみることで利用客としてホテルを見ることを学習したのです。私はこの利用客としてホテルを利用する経験が、ホテリエを目指す皆さん方に大いに不足していると感じています。この経験は、ホテルのサービスの在り方や考え方の根本に対して疑問を持つことを教えてくれます。つまり、逆の立場で見ることで理解できる視野が広がるというわけです。
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