副校長 武内 悟 先生のおススメ本
世界が認めた熟成士が厳選する おいしいチーズの辞典
久保早苗(監修) 日本文芸社
こんにちは。
寒さも和らいで風が春の匂いを運ぶような季節となりました。
春は物事の節目でもあり、学校においては「卒業」と「入学」という今までとの「別れ」と新たな「出会い」の季節でもあります。
今回のおススメの書籍は、チョット志向を変えて読みものではなく写真で見ることで興味や関心が湧いてくる1冊をご紹介しましょう。
『世界が認めた熟成士が厳選する おいしいチーズの辞典』
書籍の題名にもありますが、監修者である久保早苗さんは、チーズを販売する仕事に就いていたのですが、フランスである熟成された素晴らしく美味しいチーズと出会います。
この経験から「熟成士の仕事はチーズに魔法をかけることなんだ!」と自らがチーズの熟成士になることを決意。1995年フランス・チーズ鑑評騎士叙位。2008年には日本人初のギルド・フロマジェ最高位の称号「メートル・フロマジェ」を叙任。
2015年には何とフランス共和国農事功労賞オフィシエ勲位を綬章するなど輝かしい功績を残されています。
そんなチーズ熟成士である久保さんが日本を含む世界17か国214種類にも及ぶチーズを写真入りで解説。
チーズの基本知識、上手な買い方、そして最適な食べ頃と楽しみ方などが紹介されており、ワインや日本酒などと共に非常に奥が深いチーズの世界に引き込まれること必須です。(きっとチーズが食べたくなるはずです(笑))
料飲サービスに興味がある人は、単に知識を詰め込むのではなく、実際に食べてみることでその違いや味わいが理解できた時の喜びはまさに格別な学びとなるはずです。
このような勉強の仕方ができるのがホテル専門学校や調理師専門学校の醍醐味でもあります。
また、日本ではほとんど知られていない「チーズ熟成士」という職種についても気になりませんか?
今では国内でも知名度が高くなったワインのスペシャリストである「ソムリエ」やホテルの専用デスクでゲストのリクエストに応える「コンシェルジェ」なども先駆者が活躍することで広く世の中に知られることになったのです。
そう考えると日本では未だ知られていないような仕事・職種が世界を見渡せばきっとたくさんあるはずです。
もちろん、チーズに興味を持つことで、さらにチーズに合うパンやワインに興味を持つように興味関心の連鎖が起こればあなたの視野の広がりは無限大ですね。
さぁ!新たな季節に新たなチャレンジをしてみてはいかがですか?
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