皆さんこんにちは。

私の「おススメ書籍」も今回で第4弾となりました。

今回はホテルジャーナリストのせきねきょうこ氏が、「星野リゾート」が展開する複数の個性的なブランドを横断しながら、星野リゾート流のマネジメント手法とその成果や施設ごとの特徴的なアクティビティや取り組みなどの魅力を存分に紹介する1冊です。

『麗し日本旅、再発見！　星野リゾート10の物語』

さらに装丁カバーの“手触り”は非情に素晴らしく、何度も感触を確かめたくなります。

意外と思われるかもしれませんが、 “手に取ってみたい・・・”と思わせる演出は書籍、の魅力をぐんと引き立てます。

バックに入れて持ち運びしても非常に“映えるデザイン”も良いですね。

また、ガイドブック的な側面とは別に共にホテル企業として日本のホテル業界の常識に一石を投じ続ける星野佳路代表のコロナ禍での経営者としての思いや今後の考え方なども対談を通じて触れています。

この点は企業研究の視点からも要チェック項目です！

星野代表は2020年のコロナ禍において未曾有の厳しい経営環境にさらされながらも自社の倒産確率を社員全員に公表し、危機に直面してもなお社員を守る姿勢を前面に打ち出したその手腕は非情に高い評価を得ています。

また、ウィズコロナの状況からの国内観光業の復興策として「マイクロツーリズム」理論（遠方や海外への旅行に対し、3密を避けながら地元の方が近場で過ごす旅のスタイル）を提唱して、業界の中でも指針を明確にしてイニシアティヴを執るなど日本の業界牽引者として貢献を果たされています。

この1冊で先ずは「星野リゾート」の持つ多様性やユニークな発想の源泉を知ることができるともっと知りたいという欲求が出てくることでしょう。

そこで余談ですが、「星野リゾート」を題材にした書籍は数多く存在していますが、興味のある方には、次の関連書籍も併せてお薦めしておきます。

1.「トップも知らない星野リゾート」　前田はるみ著　「THE21」編集部編　PHP研究所刊
2.「星野リゾートのおもてなしデザイン」　日経BP社刊

それでは次回もお楽しみに！