今回より図書資料室の管理担当をさせて戴いている私から皆さんにお薦めの書籍を紹介させて戴きます。

特に“本を読むのは面倒くさい・・・”、“調べものならネットで十分・・・”と思っているあなたへお届けしたい！

今までの「答えを探す勉強」からそろそろ「自分のために必要な考え方を知る勉強」の方法に変えてみませんか？

そのためには単に読書をするだけではなく、年代別に比較する、特集のタイトルを見て内容を想像するなどのトレーニングをすることで物事の考え方・感じ方を養うことが出来ます。

今回はその第1弾です。

『一生に一度は泊まってみたい奇想天外ホテル』

2013年に刊行された新しい書籍ではないのですが、この長引くコロナ禍において将来への不安やホテリエとしての将来目標が見出すことが容易ではない今だからこそ、手に取ってもらいたい1冊として紹介します。

書籍と言っても写真集といった方が良いと思いますが、世界中に点在するユニークなコンセプトやデザインをもつオリジナリティあふれる「奇想天外」な30のホテルのディテールがきれいな写真で紹介されています。

「開放感のありすぎるホテル」｢部屋ごと旅するミニ・ホテル｣「ＵＦＯみたいなガラクタホテル」などなど“これがホテル？”というホテルが次から次へと登場します。

そして、是非あなたの頭の中でイマジネーションを最大に発揮して、それぞれのホテルで働く自分の姿を思い浮かべてみてください。

学校で習ったホテルやレストランの知識もさることながら、“どのような職場で働きたいのか？”、“そこでは自分に何が求められるのか？”、“自分だったらどのようなサービスでゲストを迎えるのか？”など素朴でありながらも非常に重要な視点や思考を養うことが出来たとしたら、きっと就職活動や将来の目標設定への捉え方も変わるかもしれません。

今、非常に厳しい状況下にほぼすべての業界や職種が置かれていますが、将来のホテリエに求められることは、想像の世界で物事を考えることができること。そして従来の既成概念を覆す「奇想天外な発想」を持つことではないかと考えるのは私だけでしょうか。

第2弾をお楽しみに！