ホテル業界を志望した理由

私を含めて家族みんなが旅行好き。そんな家庭で育ちホテルでの宿泊を伴う家族旅行をする機会が多くありました。旅行でホテルを利用したときに出会ったホテルスタッフの人柄や楽しく働く姿が大変印象的で、将来はこういった場所で働きたいと思うようになりました。もともと「人が喜ぶ姿は自分の喜び」と思っていたこともあり、将来はホテリエをめざしたいと思うようになっていました。

高校卒業後の進路を考えるにあたり・・・

高校生のころ、卒業後は大学へ進学するのか、専門学校へ進学するのか、正直迷っていました。しかし、将来の夢は”ホテリエ”と明確だったこともあり、一つの道を集中して学びたいという気持ちから専門学校への進学を決めました。高校卒業後は、ホテルで働くという夢を叶えるために、その路のプロをめざす専門学校に進学しました。ホテルを専門に学べる専門学校はいくつもありましたが、入学案内書などの資料からカリキュラムなどを調べ、バランスよく学べる学校だと確信した専門学校日本ホテルスクールに進学することを決めました。

専門学校日本ホテルスクールのここがよかった

学校では業界で活躍された方や現役で活躍されている方から講義を受けます。授業では、現場の声や体験談を踏まえて授業が展開されて参考になることばかり。また、私は専門学校日本ホテルスクールの海外留学制度を利用して、約1年間カナダに留学しました。ホテルは世界中のお客様が利用される場所です。特に海外のお客様も利用される外資系ホテルにも魅力を感じていたため、将来は語学力を身に付けることも必要だと思っていました。高校生のころから英語は好きでした。もっと英語を学びたい、海外の友達とコミュニケーションを図りたいという思いから海外留学に挑戦しました。留学中は友達との交流を深めるためには、「自分で行動すること」「積極的に動く姿勢」の重要性を学びました。留学を通じて語学力のみならず、積極性が身につき、前向きな姿勢を持つことができるようになりました。

私の就職活動

早期化する就職活動。そんなことを耳にすることが多かったため、留学中も冬の頃からインターネットを利用して企業研究に時間を費やしました。留学前にも興味のあるホテルを実際に見学していたため、就職先の候補はいくつかありました。私はその中でも世界を代表する高級外資系ホテルであるザ・リッツ・カールトン東京に内定しました。もともとザ・リッツ・カールトン東京は新卒の採用があまりないと聞いていましたが、4月頃に学校から採用情報の連絡がありました。ホテル業界におけるリッツ・カールトンの考え方にも共感していた私にとって、これはチャンスだと思いました。学校でエントリーを行い、専門学校日本ホテルスクールの学生を対象とした選考日が設定されました。選考日当日は、ザ・リッツ・カールトン東京が選考会場でした。企業説明の後、総支配人、副総支配人とのグループ面接が行われました。面接は英語、日本語、どちらでも良いということでしたが、副総支配人が外国人の方だったので、英語で面接を行うことにしました。「なぜリッツ・カールトンなのか」「自身の強み、アピールポイント」「配属の希望と理由」など問われました。選考に挑むにあたり、ザ・リッツ・カールトンの企業理念や考え方を確認し、英語での表現方法の復習をするなど、しっかりと事前に準備をしました。留学から戻ってからは、英語力の持続を目的に「家族に今日あった出来事を英語で話す」という学習を継続して実施しており、面接前日も普段と変わらず実践しました。

自分を表現するために・・・

採用面接だからと言って、何を言おうかと決まったことを考えたり、暗記することはせずに、ポイントを整理することに比重を置きました。ですから、面接では、普段通りの自分自身を表現することができたと思います。笑顔を絶やさず、素直に思ったことを自分の言葉で伝えることができ、うまくコミュニケーションがとれたからこそ内定を得ることができたのだと感じています。また、提出した履歴書に書く自己PRは、進路指導の神保先生に何度も確認していただきました。最初は「こんなのは自己PRではない」と、指摘を受けることもありました。そこからアドバイスをいただくこともできたのは良かったと思います。将来は、自分のリピーターをつくれるホテリエになりたいと思います。いろいろな役割を経験し、コンシェルジュを目指します。コミュニケーションをとりながら、お客様に寄り添い、一人ひとりにあったサービスを提供するコンシェルジュ。その仕事に魅力を感じています。そのためにはいろいろな部署を経験する必要はありますね。

2013年11月 現在

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