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中学生向けマナー講座を実施

「マナー講座」の様子/イメージしやすいイラストを利用しながら伝えます

中野区立第七中学校の特別支援学級(1年生~3年生)の生徒の皆さんを対象としたマナー講座を10月15日(火)に行いました。翌月に実施予定の販売学習に向けた事前学習として、接客の基礎や礼儀について学び、当日の活動に生かすための実践意欲を育成することを目的としています。「マナー講座」は本校の広報部広報室永井智子先生が担当しました。

「マナー講座」の様子/イメージしやすいイラストを利用しながら伝えます

販売学習に向けて接客の基本や礼儀について学ぶ「マナー講座」

「マナー講座」は販売学習に向けた事前学習の位置づけではありますが、体験的な学習活動を通して、将来の社会生活に必要な知識や技能、態度の育成を図ることも目的としています。

「マナー」とは相手に対する思いやりを行動に表すことであることを示し、努力家であっても、真面目であっても、第一印象で損をしてしまうことがあるという事例の紹介を通して、人の印象は、目や耳から入る情報で決まるため、目に見える“表情”や“身嗜み”、“動作・所作(立ち居振る舞い)”、耳で聞こえる“発声”や“言葉づかい”について知る必要があると説明しました。

そして、第一印象をつくる3大要素として、「表情」「動作」「声の大きさ」を示し、今回のマナー講座では、自然な笑顔を表すために口角を上げることが大事であること、感謝の度合いによってお辞儀の角度が異なること、そして人との関連性によって人との距離が異なることについて生徒の皆さんに身体を動かしながらの体験を通して理解を深めていただきました。

マナー講座を担当した永井先生 マナー講座を担当した永井先生

他人に近付かれると不快に感じる空間としての「パーソナルスペース」についても実演を交えて説明を行い、接客における人と人の距離の重要性についても説明を行いました。

また、販売学習の事前学習として、購入いただいた商品を相手に渡すときに注意すべきことなどの紹介も行い、実際に手提げ袋の渡し方などを学ぶ機会もありました。今回のマナー講座では、生徒さん同士が身体を動かす機会とともに、挨拶の練習など楽しく体験いただくことに重きを置いて実施しました。

原料を育む・製造する・販売する・使用する・橋渡しをする・提供する・・・など、世の中にはたくさんの職種がありますが、形のあるなしに関わらず「働くという行いは、接した相手、そこ先にある相手の心を満たし、その人を喜ばせたり幸せな気持ちにすることができるもの」と永井先生はメッセージを伝えました。

だからこそ、相手に敬意を示して受け入れてもらうためのコミュニケーションルールを知っておくことは大切ですね。

マナー講座の基本「姿勢良く立つ」を意識して練習 マナー講座の基本「姿勢良く立つ」を意識して練習

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