海外のホテルで働く独自の制度「スイスホテル研修生」からレポートが届きました
卒業後の1年間、海外のホテルで働く学校独自の制度「海外ホテルインターンシッププログラム」。
研修先の一つであるスイスホテル研修の研修生として活躍する宮川生有さん(2021年3月昼間部英語専攻科卒業/埼玉県越谷南高校出身)からレポートが届きました。
宮川さんはスイスの首都ベルンに位置するホテル アンバサダーで2022年10月下旬から研修を行っています。
ホテル アンバサダーの日本食レストラン「Teppanyaki-Restaurant Taishi」でのサービス全般を担当している宮川さん。日本の和食文化に興味のあるお客様がいらっしゃるホテルのレストランでサービスを担当しています。ホテルのレストランであるため、朝食のビュッフェサービスも行います。ホテルには日本食レストランのみならず、多国籍(インターナショナル)レストランもあり、そのレストランでのサービスや、バーでのアルコールの販売、カクテルづくりなども担当。ホテル内のレストランの管理業務まで担っています。
昨年10月から研修をスタートし、およそ1年間が経過しました。日本のホテルで働くときよりも、海外のホテルで働いていると、周りの同僚が上司や先輩に自身の意見や考え方を積極的に伝えている場面を多く見かけたそうです。そして、同僚が上司から指示を受けた際に、”なぜそのようにするのか?”、”私はこうする方が良いと思う”とはっきりと自身の意見を伝えていることに驚いたと、宮川さん。
「これまで日本のホテルで働いていたことで日本の風土に慣れていたからか、意見を求められない限りあまり自身の意見を話さなかったように思います。しかし、今、海外のホテルで働くようになってから上司からは、”もっと自分の意見を伝えて、コミュニケーションをとるように”と指摘されることが多く、同僚たちのように周囲の皆にどう思われるかなどを気にせずに意見を積極的に発言するようになりました」と変化を感じていると話してくれました。
「後輩たちに指導する場面でも、日本で働いていたときよりも”なぜ?”と聞かれることが多く、相手が納得しなければ自分が伝えたいことが十分に伝わらない、そして相手は動かないということを肌で体験し、相手に何かをして欲しいとには、必ずその理由を含めて説明することを心がけるようになりました」とも話してくれました。
研修先のスイスの首都ベルンでは、世界遺産の旧市街で散歩をしながらショッピングを楽しむこともあるそうです。首都であるからこそ便利なことも多くあるものの、山や川といった自然の絶景を楽しむことができるのもならでは。夏には、アーレ川でスイスの友人と一緒に泳いだことが最高の思い出と振り返ってくれました。公共交通機関が発達しているのでスイスの他の都市にも気軽に遊びにいけるのも魅力のようです。
宮川さんが住んでいるベルン市はドイツ語圏であるため、ドイツ語を勉強できる環境というのも特長の一つだそうです。「スイスに来る機会がなければ一生ドイツ語を勉強することはなかったと思います。素敵なチャンスを頂いたと思い、勉強に励んできます」と宮川さん。スイスはホスピタリティやホテルの学校の教育水準が高いため、それらを学ぶために世界中から未来のホテリエが集まってくるのもスイスの魅力の一つ。宮川さんが研修しているホテル アンバサダーにもインターン生がおり、一緒に働き、その国々のホテル事情を聞くことが刺激になっているようです。
スイスに渡航する前には、「これまでの日本の外資系ホテルでのサービス経験は“自信”に繋がっています。スイスのホテルでも、日本の和食文化を楽しんでいただく手助けという“サービス”を通じて、日本の魅力を伝えていきたいと思います。より多くの方に日本を好きになってもらい、多くの人に日本を知って欲しいと思います」と力強く目標を語ってくれました。実際にスイスのホテルで研修生として働き、目標に向かって日々努力されている様子をうかがうことができました。
「自分がやりたいと思ったことに対して、たとえさまざまな困難があったとしても、決して諦めず信念を曲げずに努力してみてください。海外のホテルで活躍するために、今、何をすべきなのか考えて行動してみてください。実際に海外に出たとき、もし苦しいことがあったとしてもその行動力が自分自身を必ず助けてくれるはずです。心から応援しています!」と海外のホテルでの活躍をめざす高校生へメッセージもいただきました。
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