後輩へのアドバイス
後輩には、若いうちに資格や検定に積極的に挑戦して、自分の武器となるものを作ってほしいと思います。
私が10年程前、ソムリエ試験に合格した際、ソムリエバッジをつけて働き始めると、お客様からはワインに関するたくさんの質問が飛んできました。
大変な試験勉強の末に手にしたバッジではありますが、質問にその場で答えられない情けない場面も多々あり、より一層勉強しました。「このバッジに恥じないようなサービスがしたい」と思い続けたことで、ブラッシュアップすることが出来たので、結果的にとてもよかったと思っています。ワインを通じてサービスの仕事を俯瞰的にみることが出来るようになり、以前より幅広いお客様のご要望に答えることが出来るようになりました。

在学中から夢をもって頑張っている学生が増えていて、最近ではJ.S.A.ワイン検定を在学中に受験する学生が増えてきたことも嬉しく思います。過去6年間でブロンズ資格60名、難しいシルバーでも4年間に18名の合格者が在校生から出ているのでこれからも力を入れてサポートしていきたいと思います。
今後は日本の魅力を伝えていくために日本ワインや日本酒、日本のウイスキーなどを授業に取り入れていくことにも力を注ぎたいです。
美味しい料理やワイン、素晴らしいサービスを受けると、明日からもがんばろうという活力になります。新型コロナウイルスで大変な今の時代に、あらためてやりがいがあり、とても魅力的な仕事です。
そんな業界の次世代となるホテルスクールの後輩をこれからも応援していきます。