さまざまな人に対応する機会の多いホテル・ブライダル業界で必要なスキルと知識「ユニバーサルマナー検定」を受験
本校の学生が取得したユニバーサルマナー検定3級は高齢者や障害者への基本的な向き合い方やお声がけ方法を学ぶ導入のための講座です。「ユニバーサルマナーとは」「人と人との違いを考える」「どんなことに困っているのか」「代表的なお声がけ方法」など基本的な内容の理解とともに、多様な人々の心理状況を考えるワークを行います。「多様な方々に向き合い、声をかけられる人になる」を趣旨に取得講座は障害のある当事者講師の方が講義を行い、後半に講義を振り返るグループワークで理解を深めます。
6月30日(土)に行われた夜間部ホテル科・ブライダル科の学生を対象とした講義は、ユニバーサルマナー検定を主催する一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会講師、ユニバーサルマナーの普及に務める株式会社ミライロ講師の薄葉幸恵様が行いました。薄葉様は幼少の頃肺炎に羅患し、その後遺症で突発性の感音性難聴と診断されます。以降も聴力が落ち続け、30代半ばで聴力を完全に失いました。現在、コミュニケーションは手話や口話を使い分けて行っており、今回の講座ではご自身のご経験を踏まえて「ユニバーサルマナーの必要性」「日本の現状と今、求められていること」「バリアフリーとユニバーサルデザイン」などの基本的な内容から、「人と人の違いとは何か」を軸として、多様な方々との向かい方を考える演習も行いました。
ホテルやブライダル業界での活躍をめざす学生にとって、活躍の場所であるホテル、結婚式場、レストランなどは「多様な方々に向き合い、声をかけられる人になる」機会が多いことでしょう。多様性と向き合うために、私たちに求められるのは「さりげない配慮」や「過剰にならいないために選択肢の提供や声がけ」。薄葉様は、相手の「できる」「できない」ではなく、自分自身に何ができるのか聞く姿勢、つまり「私にお手伝いできることはありますか? ”May I help you”」こそが声がけの基本フレーズであること、そして「私にお手伝いできることはありますか?」を手話でどのように話すのかを学生に伝えていました。
講座を受講した学生からは「これまでにも実際に声をかけるべきか迷ったこともありましたが、実際にその立場にある方から教えてもらったことで、今後は自分から率先して行動に移したいと思います」「アルバイトを通して人との向かい方を学んだ経験はありましたが、
講義を通してより理解が深まりました」などの感想を聞くことができました。
本校では、ホテル・ブライダル業界で武器になる資格の取得のための支援を行っており、2016年度より学生全員がユニバーサルマナー検定3級を取得します。なお、その検定試験料は学費に含まれています。
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