ブライダル科2年間の集大成!課題に対してオリジナルウエディングを企画・制作して発表
2017年度「ブライダルゼミ発表会」を2月16日(金)、リーガロイヤルホテル東京にて実施しました。ブライダルゼミ発表会は昼・夜間部ブライダル科2年生の学生が「架空の新郎新婦の結婚式を提案」という形式を通して、学校生活2年間で学んだ結婚式に関するさまざまな知識や経験を披露する会で、本年度で18回を迎えました。
今年度は学校で学ぶ時間が少ない夜間部の学生も参加し、昼間部と同じ課題に対して提案・披露しました。発表会当日は、過去最高の90名を超える業界の第一線で活躍するプロや教育業界の関係者を迎え、学生たちも緊張した面持ちの中、スタートしました。
-----本年度の課題(一部抜粋)-----
「居酒屋を経営する沖縄出身の新郎と、そのお手伝いをする北海道出身の新婦。ひと回りの年の差カップルで、新婦のお腹の中には5ヶ月になる赤ちゃんがいる。盛大なパーティーにしたい新郎と、費用をあまりかけたくない新婦の結婚式を、売上も考慮しつつ提案してください。」
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学生たちは授業の中で時間をかけて調べた「新婦の体調」「北海道・沖縄の結婚式」や、各チームで何度も何度も話し合って決めた結婚式の時期や希望、そしてスタイルなど、各種趣向を凝らした提案を行いました。
特に今年の課題では「北海道」⇔「沖縄」という、日本でも珍しい独自の結婚式の慣習を持つ両地域出身のおふたり、「盛大なパーティーをしたい新郎」⇔「費用をあまりかけたくない新婦」と意見の合致していないおふたりへの提案で、喧々諤々の議論の末の発表になりました。
発表を終え、企業の皆さまからは「ふたりの希望、今までの背景をたくさん汲み取ったとった案。こんなに一生懸命考えてくれるプランナーに出会えたらおふたりも家族も幸せです。」「理屈ではなく、人の心に訴えるようなものを感じた。」「おふたりだけでない、家族、親御さんへの気配りは素晴らしい」など、接客業として一番大切なお客さまへの気遣いという面で多くのお褒めの言葉を頂くことができました。
本年度は、課題に対してのプレゼンテーションだけでなく、本校の新たな取り組み「婚礼システム導入について(昼間部)」、「卒業式袴展示会(夜間部)」の報告も交えた発表会になりました。まだ会場が和んでいない開会当初の発表で、鉄の心臓を持つ学生2人の寸劇を交えた発表もあり、例年と違う雰囲気の発表会になりました。このような人の前で自分たちの考えを発表する(プレゼンテーション)という機会を通して学生たちは仕事として大切である「ものごとを伝える力」を総合的に学んでいきます。
この発表会をもって2年間の授業も終了し3月5日の卒業式を経て、学生たちは社会に旅立っていきます。今回の経験を糧に、学生たちの今後の成長と活躍を期待しています。
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