事業の概要

1.今年度の事業のテーマ ホテル専門学校における職業実践専門課程の第三者評価の構築
2.事業実施期間 平成28年7月29日(委託契約締結日)~平成29年3月10日
3.事業実施機関 学校法人日本ホテル学院 専門学校日本ホテルスクール
4.事業の概要 ホテル専門学校における職業実践専門課程の第三者評価を構築するため、前年度に実施した事業の検証を行い、ホテル分野の第三者評価の特徴やあり方を検討する。
また、事業を通じて、第三者評価を実施する機運がホテル分野の専門学校にも高まっていることを啓発、周知することに努めるとともに、第三者評価のモデル実証を通じて、ホテル専門学校における第三者評価の特徴や課題等を探り、ホテル学校に適した第三者評価のあり方、体制、基準の構築に努める。
5.事業の目的 職業実践専門課程のホテル分野の専門学校の学校運営、教育活動等の質を保証するための仕組みとして、専修学校の第三者評価のあり方、実施方法、システムの検討、構築を行う。
6.事業の主な内容
  1. 専門学校、企業、団体等を委員とするコンソーシアムを構築し、全体委員会や分科会、実施会議等を開催し、第三者評価に関する議論を深め事業を実施する。
  2. 前年度策定した第三者評価項目、基本構成の検証、見直しを行う。
  3. 職業実践専門課程認定校のホテル専門学校(ホテル学科設置校)に対して、第三者評価に関するアンケート調査を実施し、その結果を分析、考察する。
  4. ホテル等の業界団体に対して、第三者評価に関するアンケート調査を実施し、その結果を分析、考察する。
  5. ホテル学科を設置する職業実践専門課程認定校において第三者評価モデル実証を2校で実施し、実効性のある第三者評価の構築を目指し、進め方、評価方法、今後の課題等を発見する。
7.事業の推進体制 本事業を実施するため、全体委員会、事業実施会議、モデル実証分科会、評価検討分科会、事務局を設置。
学校関係者、企業、団体等の委員12人、学校関係者8人で構成。
■特記事項 専門学校における第三者評価は、実施の目的、方法等の認知は徐々に広がりつつあるが、実施に際しての意識や制度自体の浸透度は高くない現状である。第三者評価は自己点検評価の客観性を高めることに資するとともにこれを補完する役割を果たすものである。また、ホテル分野の専門学校における教育水準の維持および向上を図り、その主体的な改革や改善を通じて自らの教育活動の継続的な質の保証を実現することを支援することから、第三者評価は今後益々重要な役割を果たすことが期待されている。
ホテル分野の職業実践専門課程認定校に対しては、専修学校全体として第三者評価を進める機運が高まっていることを啓発し周知していく必要性や第三者評価を受ける価値(メリット)を充分に説明できるよう、学校側の理解を得て協力体制の更なる構築が不可欠であると考える。第三者評価の今後の取組みに関しては、ホテル分野の職業実践専門課程の専門学校が連携し、第三者評価に関する理解を深め、実施に向けた取組みを進めていく必要があると考える。