挙式・披露宴の演出に欠かせない音響照明を担当する職業です。新郎・新婦の入場の際、ケーキカット、余興、ご両親への花束贈呈などそれぞれのシチュエーションにふさわしい、スポットライトのあて方や音楽でドラマチックに盛り上げます。

宴会・音響照明ってどんな仕事?

個性的な挙式・披露宴が増えてきたことから、演出にも高いクオリティが求められるようになりました。挙式・披露宴当日実際に機器を操作する仕事と、事前に新郎・新婦のご要望を聞き、楽曲を選定したり、DVDを作成したり、演出プランをまとめるというような仕事がありますが、その両方を担当することもあります。挙式・披露宴会場の規模によっては複数名でチームを組むこともあります。

音響照明の仕事には、音響設備や照明器具の取り付けや点検、終了後の撤収作業なども含まれます。ある意味体力勝負の職業ともいえるでしょう。

宴会・音響照明に関する技術や知識はもちろん必要ですが、それだけで務まる仕事ではありません。事前に新郎・新婦のご要望を聞き出すことも必要ですし、当日、司会者、バンケットキャプテンなど現場スタッフと連携して作業することも必要です。いずれにしてもコミュニケーション能力と全体の状況を把握して臨機応変に対応する能力が求められます。

宴会・音響照明に向いている人

ウエディングの音響照明の場合、披露宴の中で使用する曲を選択します。新郎・新婦のご要望を引き出しながらイメージに合った選曲をするためには、まず沢山の曲を知っていることが重要です。音楽が好きでないと務まらない仕事です。また、機械操作が苦手という人にはお勧めできない職業です。

宴会・音響照明 ここが面白い

曲の始まり、照明のドラマチックな当て方など、ぴったりのタイミング演出ができたとき、列席者から感動の歓声があがることがあります。1秒単位のずれも許されない、気を張っている仕事のため、こんな時は大きなやりがいを感じることができます。

宴会・音響照明 ここが大変

ウエディングの音響照明の場合、挙式・披露宴という決して失敗が許されない場を仕事場とします。照明と曲のはじまりが1秒ずれただけでも、間の抜けた印象になってしまいます。一瞬たりとも気の抜けない緊張を伴う仕事です。

宴会・音響照明の将来性

ウエディング以外にも演劇や音楽、スポーツ会場などさまざまな活躍の場があります。挙式・披露宴は近年、オリジナリティを求める傾向が強くなったことから、新郎・新婦のご要望に応えられる知識と技術を持ったプロの音響照明を必要としています。

宴会・音響照明になるには?

宴会・音響照明に国家資格はありませんが、各種器具の取扱いや操作方法、演出方法まで学ぶことはたくさんあります。専門学校で基礎を学ぶ、音響・照明の会社で働きながら技術を身につけるなどの方法があります。

前へ





「好き」を仕事にしたい人へ。ブライダルの仕事ってなに?

日本ホテルスクール公式サイト