結婚式当日に最高に輝く新婦になるための準備として、ブライダルエステがあります。ブライダル エステティシャンは通常のフェイシャルトリートメントのほか、ドレスを美しく着るための痩身、普段露出しない背中や腕を美しく見せるためのボディケアなどを施術する職業です。
結婚式を間近に控えた新婦は幸福に光輝いているはずですが、実際には準備に時間をとられ意外に疲れていることも・・・。晴れの日にお肌や体調を万全の状態にしておくためにブライダルエステがあります。昨今ブライダルエステは定着してきた感があり、挙式・披露宴の日取りが決まったら、そこから逆算してエステに通い始めることが多いようです。
通常のエステと異なり、ブライダルエステの場合は決まった日程にむけて、確実に成果を上げなければならないため、高い技術力が求められます。また、気になるところや悩みは人それぞれのため、それらを聞き出す接客技術も必須です。特にカウンセリングは重要で、アレルギーや肌質など、細かなチェックを怠るとお肌のトラブルで挙式・披露宴が台無しなんていうことにもなりかねません。
多くのエステサロンでは、ブライダル用のエステコースが用意されています。また、ホテルの場合は、結婚式を成約した方がホテル内のエステサロンに来店するケースや、プランの中にブライダルエステがセットされている場合などがあります。
結婚式を間近に控えた新婦は、挙式・披露宴や新生活の準備などが忙しく、ナーバスになっていることも少なくありません。そんな新婦の心身ともに癒せるような気配りと、親身な接し方ができる人に向いている職業です。新婦を自分の手できれいにしたい、喜んでもらいたい、という気持ちがないとできない仕事です。もちろん、化粧品、健康情報、ダイエット等美容全般に興味があることが大前提です。
挙式・披露宴当日に最も美しい状態に仕上げるのがブライダルエステティシャンの腕の見せ所です。最初に来店した時は、お肌にトラブルを抱え悩んでいた新婦が、最高の状態で挙式・披露宴を迎えることができたときなど、大きなやりがいを感じることができます。
化粧品が合わなくて炎症を起こしてしまったり、器具の使い方を間違ってやけどをさせてしまったりなどということは決してあってはなりません。人の身体をお預かりして施術する仕事ですから、一瞬たりとも気を抜くことはできません。また、ブライダルエステの場合、来店から挙式・披露宴まで期間が短い場合など、必ずしも思ったような成果を出せないことも・・・。
エステティシャンはウエディング(ブライダル)以外にも、エステティックサロン、化粧品メーカー、ヘアサロン、スポーツ施設などに活躍の場があります。年齢や性別を問わず美容に関心が高まっている今日、多様なニーズが増えていくと考えられます。
ブライダルエステティシャンに国家資格はありませんが(シェービングには資格が必要)、日本エステティック協会 認定エステティシャン、日本エステティック業協会(AEA)認定エステティシャン、国際エステティック協会認定エステティシャンなどの資格があります。
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