阿部 美南海さん
昼間部ブライダル科 2年
(茨城県立土浦第三高校)
結婚式は2人にとって人生最良のイベント。その大切な1日に係わるブライダルの仕事は華やかですが、幅広い知識と想像力が必要になります。ブライダル科では業界のプロが教える多彩な授業で、ブライダルのことをトータルに身につけた本当のスぺシャリストを育てます。
私がブライダル科の授業で好きな授業は「カラーコーディネート」です。衣装やテーブルクロスなどブライダルの場面で印象付ける「色」について学びます。 勉強したことによって、お客様が好きな色をお求めでも、一生に一度の結婚式という場面なので、お客様の似合う色を提供してあげたいと強く思うようになりました。
また、この授業の影響で、自分で言うのも恥ずかしいですが、センスアップにも繋がりました!服のコーディネートを流行だけではなく色や形でも決めるようになり、地元・茨城に帰郷した時には、一番仲が良い友達から「変わったね」と言われました。
例えば、右の写真のように2種類のピンクがあります。私は手前のショッキングピンクの方が断然似合うのですが、もう1つのサーモンピンクは全然似合わないのです。実際に、布を当ててみると一目瞭然です。面白いと思いませんか?同じ"ピンク"なのに、色が少し違うだけでその人の雰囲気がガラリと変わってしまうのです!
なんと、このカラーコーディネート体験が、日本ホテルスクールの体験授業で実際に体感できるプログラムもおこなっているんですよ!開催日によって、プログラムは異なるので、体験したい方はこまめにイベント情報をチェックしてみてくださいね。
「婚礼衣装」の授業の中では、婚礼衣装の大手・ワタベウェディングさんの店舗に行き、洋装・和装を「着る」、「着せる」という体験をしました。素敵なウェディングドレスはやはり憧れですよね!「着たい」という思いも強かったのですが、逆に「着せてあげる」ことで、コーディネートの難しさや花嫁さんの当日の大変さが体感できました。衣装は頭のてっぺんから足のつま先まで、バランス良くコーディネートしなければならないと気付いたのです。
もし花嫁さんから衣装のコーディネートをシンプルにしてほしい、と依頼があったとしても、本当にシンプルにしてしまうと、結婚式に映えなくなってしまうことを先生から教わりました。さらに和装の多くには花や鳥が描かれているのですが、その季節の花や鳥についての知識が必要だということも学びました。
結婚式は一生に一度のもので失敗はできません。だからこそ幅広い知識を持つことと、常にアンテナを張って情報を得ることを心掛けています。結婚指輪を扱うジュエリーの会社に内定を頂き、お客様の肌や年齢に合うもの"を見極めるのには、この授業で学んだ「カラーコーディネート」が必要不可欠だと考えています。これからも、たくさんの経験を積んでお客様に喜んでいただけるように頑張っていきたいと思います。
ブライダル科ではプレゼンテーションの技術や技法を学び、グループワークとして学生自らがオリジナルプランを考え発表する場も提供するなど、将来を見据えた実践的な授業を数多く取り入れています。ブライダルならではのユニークで楽しい授業を通じて、ブライダルのエキスパートを育成していきます。
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