中学生の頃の英語の授業が楽しかったことから、「将来は英語を使った仕事に就けたらいいな」と思っていました。
高校生になってからは、ファーストフード店でのアルバイトを始めました。
アルバイトの経験から「接客は楽しいな」と思うようにもなりました。
お客様にサービスを提供する接客の仕事にも魅力を感じ始めた頃、サービスの最高峰と言えば「ホテル」と考えるようになりました。
もともと英語が好きだったこともあり、進路を考え始めるころには英語を活かした仕事、そしてサービスの最高峰でもあるホテル業界をめざすようになりました。
進路を本格的に考え始めたときには、高校卒業後は就職することを考えていました。
しかし地元にはあまりホテルがなかったこと、そしてなによりもホテルに関する知識がないこともあり、ホテルの勉強をしてから就職したいと考えるようになりました。
専門学校に進学を決めたのは就職に直結しているから。
その中でも日本ホテルスクールに進学した理由は、入寮研修生制度という自立した進学を可能にする制度があったからです。
日本ホテルスクールへの進学を本格的に考え始めた高校3年生の夏に、初めて日本ホテルスクールの学校説明会に参加しました。
初めて校舎を見たときは、驚きました!
「ここはホテル?」と思わせる校舎の外観。
そしてエントランスを入るとそこは、ホテルのフロントのよう。
エントランスに立つ在校生の姿は、まさにホテルのドアマンに見えました。
在校生の方が施設を案内してくれる姿もホテルスタッフさながらの立ち振る舞い。
すべてが驚くことばかりでした。
その中でも3階にある"Dream"という客室実習室は、本物のホテルの客室そのものでした。
実際に宿泊できるほどの施設であり備品もそろっています。
また、6階の多目的研修室のバージンロードも印象的だったことを覚えています。
入学してからは、このホテルのような学校で授業を受けています。
1年次の専門科目「料飲レストラン実務」は、宴集会教室を使用して授業を行っています。
ホテルの宴会場をイメージした教室で、レストランなどでのサービス方法や実務を基礎から応用まで学びます。
ユニフォームに着替え、実際に身体を動かしてテーブルセッティングやサービスを学びます。
サービスする姿が格好良く見え憧れをもつものの、実際にやってみると難しいものでした。
授業を通じて、自分自身がその憧れの姿に近づくには相当な練習が必要と理解することができました。
現在研修先のパレスホテル東京ではベルとして勤務しています。
研修が始まって半年が経ち仕事にも慣れてきました。
充実した日々ですが、時には辛いこともあります。
お客様からホテルに対するご意見を受けることもあります。
ホテリエの夢をあきらめかけた時もあります。
しかしそんなときに、研修先の先輩から「一生懸命やっているんだからいいんだよ」という言葉をかけてもらいました。
この言葉は今でも力の源になっています。
現在、本格的な就職活動を控えいろいろな企業の研究をしています。
お客様が求めていることや望まれていることを事前に察知し、お客様から要望される前に自らが行動する、そしてサービスの提案ができるホテリエをめざしたいと思います。