私は英語がものすごく苦手でしたが、ホテル実習の経験をきっかけに英語が面白くなり、海外への就職をめざすようにまでなりました。
1回目は、セルリアンタワー東急ホテルのガーデンキッチン「かるめら」でのサービスを担当しました。
初日からお客様の前で料理や飲み物のサービスを行っていました。
業務の1つにケーキのサンプルをお持ちし、ケーキのプレゼンテーションを行うことがあり、今一押しのケーキを説明するときはとても力が入りました。
お客様には、外国人、芸能人と様々な方がいらっしゃって、英語が面白いと気付いたときでしたね。
2回目は、ヒルトン東京のエグゼクティブラウンジでお客様対応を担当しました。
このラウンジはエグゼクティブフロアにあるお部屋に宿泊したお客様が利用でき、食事も楽しめます。
8割が外国人のお客様で、英語で場所を聞かれたり、おすすめのレストランを聞かれたりしましたね。
外国人の方は自分から話しかけてくれる方が多く、英語が苦手でも話さなくてはいけない状況でした。
そのような追い込まれた環境がよかったのでしょう。
英語でコミュニケーションを取る恐怖心が消え、考えていることをもっと知りたいと思うようになったのです。
3回目は、ザ・リッツ・カールトン東京でベルを担当しました。
ここでは、毎日出勤前にスタッフ同士、ニュースや情報のシェア、意見交換などを行っていました。
これを行うことで、仕事が円滑に進めることができましたし、何よりスタッフ同士すぐに打ち解け、よい人間関係を築くことができました。
お客様とも大事ですが、スタッフとのコミュニケーションも大事だとわかりましたね。
お客様はVIPの方ばかりでしたが、実習生だからといって対応しないわけにはいきません。
先輩からも「行って!行って!」と言われ積極性を求められました。
VIPの方は、出勤前にしっかり名前や顔を覚え、勤務中にはインカムを使用しスタッフ同士で情報をシェアし、厳重に対応しました。
このようなホテルで働く中で、海外で働いた経験を持つ先輩はたくさんいて、海外で働く魅力やアドバイスを聞き、さらに憧れは強くなりました。
現在は、日本ホテルスクールの海外ホテル研修生制度の1つであるアメリカホテル研修に内定し、卒業後1年間アメリカのホテルで研修を行う予定です。
そう、夢をつかんだわけです。
そして、もっともっとグローバルに視野を広げるため、研修後も海外で働くことを夢見て頑張ります!