ウエディングプランナーの仕事に興味をもったのは、中学1年生のときに担任の先生の結婚式に参列したとき。
新郎新婦にとって大事で幸せな一日を担当する責任感のある仕事であることに魅力を感じました。
周りのスタッフと連携する姿にも、「すごいな」と思ったことを今でも覚えています。
高校に進学してからも、ブライダルの仕事に就きたいという思いを持ち続けていました。
高校卒業後の進路を考える頃には、ブライダルに特化して学べる環境を求め、ブライダルが学べる専門学校への進学を考えるようになっていました。
その中でも日本ホテルスクールに進学した理由は、学校説明会に参加したときの学校の雰囲気が自分に合っていたから。
東京の学校に進学したいという気持ちよりも、日本ホテルスクールで学びたいという気持ちが強かったですね。
入学してから初めて挑戦した資格は「和食検定」。
担任の先生から、和食検定という資格があると薦められたのがきっかけです。
入学後、初めて挑戦する資格だったので、テキストを購入して、一生懸命勉強しました。
「和食検定」は、世界的に注目されている「和食」を体系的に学び、接遇を通して和の食文化を世界に発信できる人材を育成することを目的にしています。
和食の食材に関する知識や和食の歴史、そして和食サービスなど、幅広い知識が問われます。
初めて挑戦する資格だっただけに、合格したときは本当に嬉しかったです。
日本人として"和"を知る、"和"の知識を身に付けることは、将来仕事をしていく中で、すぐに活かせることだと思います。
ブライダル科ならではの検定試験と言えば、「パーソナルカラー検定」。
日本ホテルスクールには、「カラーコーディネート」という授業があり、資格取得と連携した授業になっています。
「カラーコーディネート」は、色の見え方や似合う色、配色のテクニックなどを学ぶ授業です。
メイクもちょっとした色の違いで印象が変わります。
授業を通じて、色が持つ力を理解するとともに、色に関する知識の必要性を認識しました。
そこで、「パーソナルカラー検定」という資格を取得することは、相手に対して説得力のあるものになると思ったのです。
学校での対策ゼミも受講し勉強した結果、見事合格することができました。
合格したときは、嬉しかったですね。
両親にも電話で報告しました。
今では、検定試験が合格したら両親に報告し、喜んでもらえることが幸せだと感じています。
また、「フォーマルスペシャリスト・ブロンズライセンス認定試験」という資格も取得しました。
国際的にも通用する本格的なフォーマルパーティでのマナーを認定する資格です。
婚礼衣装を担当されている山本先生の対策ゼミのおかげで、見事満点で合格することができました。
今までの私は、資格は合格しなければ意味がない、と思っていました。
資格を取得することは、自分の成長の証・評価でもあります。
しかし、資格は合格することがゴールではないと思うようになりました。
つまり、資格取得に向けた勉強を通じて得ることが多いことに気づいたのです。
私にとって資格とは、喜びを得るものです。資格を取得するために、その資格が目標になり、取得に向けて頑張ることができます。
勉強することでいろいろな知識を得ることができ、勉強すること自体が楽しいと感じるようになりました。
取得するまでの過程の中で得られるものもきっと大事なんですね。
現在は、卒業前にアシスタント・ブライダル・コーディネーター検定を取得するために、勉強に励んでいます。
卒業後は、いろいろな現場で経験を積み、お客さまやスタッフから愛されるウエディングプランナーを目指したいと思います。
現実と理想は必ずしも同じとは限りません。
私もホテル・ブライダル実習を通じて現場の現実を目の当たりにすることもありました。
しかし、自分の夢を叶えたいという強い志を持っている限り、挑戦し続けたいと思っています。