成功の鍵はチームワーク。楽しい宴に私たちの役割は欠かせない!
簡単にいうと、ウェイター/ウェイトレスの仕事を「宴会」の場に移したのが、この宴会サービス。でも、レストランやコーヒーショップとは、ずいぶん勝手が違う。とにかく、大勢のお客さまが相手のサービスになるわけで、それなりのノウハウが必要。 とくに結婚披露宴は、少しの失敗も許されない大事なイベントだから、すごく緊張する。
結婚披露宴のような着席パ-ティーの場合、「隣りのテーブルはもう魚料理なのに、私たちはまだスープしか出てないじゃん」なんてことになると大変困る。列席者に同等なサービスを提供し、なおかつ決められた時間内で終了する、というのが大原則なのだ。そこで、段どりとチームワークがとても重要になってくる。
料理を出したり下げたりする係のほかに、全体の進行状況を把握して指示を出す役割が要る。これはキャプテンとか、ヘッドウェイターと呼ばれる。列席者が数百人といった大きな宴会の場合は、分隊長みたいな人が何人かいて、連携をとりながらスケジュールを進める。
お客さまを誘導するのも、宴会サービスの大切な仕事。結婚式と披露宴の場合は、親族の写真撮影や両家の紹介が行われるので、それがスムーズにいくよう案内もしなければいけない。もちろん、パーティー前日にはスタッフ全員でミーティングを開き、進行や持ち場の確認など、入念な打ち合わせをしておく必要がある。
結婚披露宴のクライマックス、花束贈呈の場面でまだ食事中のお客さまがいるようでは、宴会サービスの名がすたるというもの。宴会は進行予定がしっかり決まっているだけに、段どりよく運ばないと、しくじるのは目に見えている。成功の鍵は、とにもかくにもチームワーク。
在学中にブライダル実習で行った先の女性キャプテンの仕事ぶりに圧倒され、憧れました。宴会サービスの仕事は、お客様の幸せそうな表情を見られるのが楽しくて、大好きです。