ホテル&ブライダル用語集
サービス料
読み :さーびすりょう
用語解説
わが国のホテルや旅館特有の料金制度であり、欧米のホテルでは通常このような料金制度は存在しない。元々はホテルや旅館のノーチップ制の代替策として、利用料金から一定の割合で奉仕料を請求するもの。サービス料は当初、チップの代理収受という考え方が基本であったが、現実には、従業員に還元されることはなく、ホテルの収入の一部としての認識が定着している。サービス料は、一般的に利用料金の10%に設定されている場合が多い。しかし稀ではあるが、サービス料を12%、15%に設定している施設も存在する。海外では基本的にチップ制を取っているホテルが多いので、サービス料を請求するホテルはほとんどない。しかし最近では、スイスのホテルなどを中心に欧米でもサービス料を取るホテルが現われてきた。パーセンテージは15%程度で、サービス料は当該部門の従業員に還元される場合が多く、事実上のチップの割り戻しとして機能している。サービス料は、サービス・チャージ(service charge)と呼ばれる場合もある。