夜間部ホテル科 1年
(川口市立川口高校(埼玉))
施設・設備
将来は接客の仕事に就きたい。そう思い始めたのは小学生の頃です。近所のスーパーなどの入口で、後から入ってくるお客さんのために、まだ子供だった自分ですが、率先して扉を開けてあげるなんてことをよくしていました。そうすると、みんな「ありがとう」と声をかけてくれるんです。今、考えるとそこから私のサービス精神は芽生え始めていたのかもしれません。身近な経験を通して「人のために何かをしてあげる」ということに興味を抱き、「サービス」に関心を持ち始めたのだと思います。 小学生の時からそんな小さな「サービス」をしていたせいか、中学生になったころから、将来はホテルで働きたいと思うようになりました。もともと高校を卒業したら就職を考えていたのですが、高校2年生のときに、たまたま夏休みの宿題で、専門学校を訪問するという課題がありました。将来ホテルで働きたいと考えていた私は、専門学校日本ホテルスクールを訪問することにしました。
少し緊張しながらも初めて日本ホテルスクールの校舎に入った瞬間、「ここはホテル?!」と思ったのを今でも覚えています。入口を入るとそこは、まさにホテルのフロントのよう。在校生の方々が入口に立つ光景は、本物のドアマンに見えました!在校生の方が施設内を案内してくれる様もホテルスタッフさながらの立ち振る舞い。体験授業では、ホテルのような教室でフロント・ベルを体験し、実際にホテルで働いているような気分を味わえました。その後、何度か日本ホテルスクールの説明会に足を運び、夜間部が設置されていることから、専門学校へ進学することに決めました。
入学してからは、もちろん毎日ホテルのような教室で授業を受けています。1年次の専門科目である「料飲宴集会実務」は、宴集会教室を使っての授業。さまざまな宴会スタイルに対応できる高級感漂う教室で授業を行います。この授業では、は学校のユニフォームに着替え、テーブルセッティングやサービス実務を基礎から学ぶ演習スタイルの授業です。入学直後に「ステイマナー宿泊研修」という学校行事があるのですが、そこで学んだことを活かす場にもなります。現在、ホテルのレストランでアルバイトをしているのですが、学校で学んだことを、さらに現場で発揮できるので、あらゆる場面が"実践"です。
また、6階の宿泊実習室も日本ホテルスクールらしい教室ですね。フロント・ベットメイキングなど宿泊部門を学ぶ教室で、一流ホテルさながらの雰囲気を味わえます。宿泊実習室を初めて見たときは、「このフロントに立ちたい!」と思いました。実際にフロントに立ってみるとフロントスタッフの気分になれます。他にも、3階には新しく新設した宿泊実習室があります。ベットやバスルームなどはラグジュアリーな一流ホテル仕様。この客室実習室は実際に宿泊できるほど設備は充実していますが、実際に泊まった人はいないみたいですけどね(笑)。さまざまなホテルのアメニティも整理されているので、見比べてみるととても面白いですよ。
実務を学ぶうえで、施設が充実しているか否かというのは重要になってくるのだということを感じています。ホテル業界をめざす私にとって、毎日ホテルにいるような感覚で学ぶことができる環境は有利だとも思います。例えば、旅行やエアラインなどいろいろな業界を学ぶ学校だと、学校をホテルのような造りにするわけにはいかないのですが、日本ホテルスクールは単科校なので、校舎全体をホテル仕様にできるのが強みとも言えます。 日本ホテルスクールにはホテル科だけでなく、ブライダル科もあり、模擬挙式のための照明設備や演出小物も完備した多目的研修室もあります。ブライダルコーディネーターを目指す学生のための環境も完備しています。授業以外でも、休憩時間に友達同士の憩いの場であるしっとり落ち着いた雰囲気のバーラウンジやホテル・ブライダル関連の書籍が豊富な図書室などの設備はばっちりです。
入学して数ヶ月が経過しましたが、毎日楽しく充実しています。将来ホテルで働きたいと考えている私にとって、学校のいたるところにホテルを意識した教室が用意された環境で学べることは幸せなことです。将来は温かみを感じてもらえるホテリエになりたいと思っています。同じサービスをしても人によって感じ方は異なりますが、相手の立場に立って物事を考え、対応できるホテリエになることが目標ですね。 高校生の皆さんは、卒業後の進路を考えるとき、迷うことも多いかと思います。悩んだり迷ったりしたときは、最初の一歩を踏み出すことが大事だと思います。私にとっての第一歩は、日本ホテルスクールに足を運んだことですね。皆さんも一度、見学にいらしてください!そうすれば、きっと何か感じてもらえると思います。