2013/09/03
国内ホテル最大手のプリンスホテルは米ホテル大手のマリオット・インターナショナルと集客で連携することを決めました。東京都港区の「ザ・プリンスさくらタワー東京」がマリオットのFC(フランチャイズチェーン)に加わり、同社の予約システムから予約ができるようになります。
国内では外資系ホテルの開業が相次いでおり、プリンスは世界的なホテルチェーンと組むことで、増加する訪日外国人の需要を取り込みます。
さくらタワーはプリンスの旗艦ホテルで、約290室あります。2012年度には外国人客の宿泊構成比が全体の20%弱だったが、マリオットとの提携により50%に引き上げたいと考えています。
訪日外国人は今年7月に過去最高の100万人となるなど増加傾向にあり、費用に見合う集客増が見込めると判断しました。プリンスホテルは海外でも一定の知名度をもつことから、これまでは原則、自社営業で集客してきました。さくらタワーで順調に集客につながれば、提携分野を広げる可能性もあります。
(日本経済新聞 2013.9.3号より)