イケアが低価格ホテルを展開

家具販売世界大手イケア（スウェーデン）の事実上の親会社にあたるインター・イケアは、ホテル大手の米マリオット・インターナショナルと提携、低価格ホテルを展開します。イケアが物件を開発し、マリオットが顧客管理システムなどを含めた運営ノウハウを提供し、底堅い需要が見込める同分野に進出し、不動産事業を拡大します。

ホテルブランドは「MOXY」で、第１号施設は2014年にミラノで開業する予定です。英国やドイツ、イタリア、オランダでも展開する方針。５年後に欧州で50軒の物件確保をめざします。１施設あたりの部屋数は150～300程度とし、宿泊料金は１泊60ユーロ（約7,500円）程度を見込みます。主に若い旅行者の利用を想定しています。

マリオットと組んで展開するMOXYは、インター・イケアが設立した子会社「インター・ホスピタリティ」が施設を開発し、ホテル事業は家具販売と切り離して展開する方針です。

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（日本経済新聞　2013.3.11号より）