ホテル滞在中の臨時秘書は私たち。お困りのことはどうぞ何なりと！

自宅や会社にいるのと違って、旅行中（ホテル滞在中）は不便が付きもの。でも、良いホテルほど、その不便を減らしてくれる。とりわけ、ビジネスマンにとって不便なのは、仕事に必要な機器とアシスタントが身近に存在しないことだ。それを助けるのがビジネスセンター、そしてビジネスセンター・レセプションというわけ。

ホテルに滞在するのは、観光目的の旅行者ばかりではない。むしろ、会議や商談のために出張してきたビジネスマンの利用が多いホテルもある。そういうビジネストラベラーは、ホテルに戻ってからも、翌日の会議のために書類を作成したり、会社にファクスやＥメールを送信したりと、なかなかに多忙なものだ。だから、多くのホテルではビジネスセンターを設けて、コピー機やファクスやパソコンを設置し、そこで必要な用事を済ませてもらえるよう配慮している。

ビジネスセンター・レセプションは、その受付け係であり、秘書的な役目も担って、いろいろとビジネストラベラーの便宜をはかる。また、フランス語しか話せない相手と商談するため通訳が必要になったとか、翻訳をすぐ仕上げてほしいとか、自分でこなせない内容の場合には、外部のしかるべきところを探し、依頼する業務も行う。

誰かが困っているときに助けてあげる。これはどんなシチュエーションでも、気持ちの良いことだ。とくに、いきいきとビジネスをこなす人々の手伝いをすると、元気とヤル気をもらえるような気がする。

最近は、自分専用の携帯型パソコンを持ち込む人が多い。ところが、国により状況が違って、うまく設定できない場合も。そんなとき、すぐに対応できるようでなくては、この仕事は務まらない。