経理
管理・営業の仕事
ホテルの経理業務は、収納担当、クレジット担当、経理担当の3つに大きく分けられる。収納担当は、おもに売上を計算するのが仕事。宿泊、レストラン、宴会などから上がってくる売上を日々集計する。クレジット担当は、もっぱら料金後払いで販売した品目の処理。
たとえば旅行会社が発行する宿泊クーポンや、クレジットカードでの支払いなどについて、未払いがないかチェックし、回収する。そして経理担当は、すべての売上と支出を管理して決算業務を行い、月次・年次報告書を作成。ほかに、資金計画を立てて運用したり、税金を納めるための書類作成業務もある。
ホテルによって、この担当分けには多少の違いはあるが、とにかくホテル経営に関わる入金・出金は、すべて経理部門が責任をもって、最終的なとりまとめをしているのだ。出入りの金額が大きいだけに、とても責任の重い仕事といえる。
ホテルの経営状況がどうなっているのかまで見えてしまうのだから、口が堅くなければ務まらないし、数字を扱う役目としてミスは許されず、重いプレッシャーがかかる。でも、そんな緊張感こそ、経理の仕事の面白さ・やりがいじゃないのかな。重要な役割を担うゆえに、総務部とは別に経理部を置いているホテルもある。