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学校法人日本ホテル学院 専門学校 日本ホテルスクール

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海外ホテルインターンシップ生からの便り

岸井 梨紗子さん(昼間部ホテル科 2017年卒業)

1年間の研修を振り返って-ホテルの幅広い業務を経験。そして大切な仲間との出逢い。

フィリピンホテル研修 2018年3月7月
フィリピン・ボホール島:ザ ベルビューリゾート
研修先のフィリピン・ボホール島「ザ ベルビューリゾート」の仲間と一緒に

今年4月からフィリピンのボホール島「ザ ベルビューリゾート」で研修に励む岸井梨紗子さん(昼間部ホテル科卒業/鵠沼高校〔神奈川〕)から現地の報告が届きました。

1年間のフィリピン研修も終わりに近づいてきました。フロントに立ってシステムを使いこなせるかという不安を抱えながらもこれから始まる研修にたくさんの希望と夢を抱き、わくわくしていた1年前を思い出します。

マニラから何も分からない状態でしたが、とにかく早く色々なことを習得したい、早く役に立ちたいという一心で必死に頑張りました。最初の1、2週間は、お客さんがたくさん並んで待っているのを前にして何かしたくても何もできないことが本当に嫌で、時間があればとにかく質問をしてOperaを常に触って勉強し、部屋に帰ったら復習しというのを毎日繰り返していました。

平日はあまり稼働率が高くないのでとにかく勉強、できることがあればやらせてもらって、休日は忙しいのでスタッフのアシストにまわり、見て学ぶ毎日でした。仕事終わりにどこかに行かないか誘われたら、疲れていてもとりあえず参加するようにして、スタッフとの距離を縮めさらに英語を学びました。まずはチェック・イン業務など初歩的なことを、そしてチェック・アウト業務を教えてもらい、最後のステップは応用的なことを教えてもらいました。

最初の頃は毎日毎日失敗ばかりでしたが、その失敗を無駄にせず次に繋げていくことでたくさんのことを学びました。また失敗を恐れず色んなことに挑戦していくことの大切さも知りました。ある程度システム上のことを把握したら次は時間の目標を掲げて、早くかつ笑顔で接客することを心がけました。ホテルスタッフという仕事の難しさ、大変さそれでも毎日新しいことばかりでやりがいを感じられるそんな充実した毎日でした。また日本と働く環境が全く違うフィリピンでの仕事の楽しさも覚えました。年上のスタッフともやるときは真面目に、ふざけるときはたくさん笑って本当に楽しい毎日でした。

フロントに関してある程度知識がある状態でボホール島に移動したので、あとは部屋のカテゴリーやアクティビティーの知識を得るだけで慣れるのに時間はかかりませんでした。また、部屋の数はマニラに比べて圧倒的に少なく、日本人のゲストもあまりいないので日本人のゲストが来れば何があるか全て把握し対応することができます。

そしてマニラとボホールのとても大きな違いは接客の方法です。ボホール島のスタッフはゲストが近くに来れば顔をあげ、チェック・インのゲストであれば立って待っています。何か対応しているときも常に笑顔でなるべくたくさん会話をするようにしています。また自分が一度対応したりチェック・インしたゲストはできる限り把握し、名前少なくとも部屋の番号は覚えるようにしています。スタッフもマニラに比べて多いわけではないので皆本当に友達のようで、普段から仲良くしているので、仕事上何かトラブルがあると相談しやすく仕事をするうえでも良い環境が整っています。

フロントのスタッフだけではなく色んな部署の人と仲よくさせてもらって友達もたくさんでき仕事もとてもやりやすかったです。また特に一番仲よくしていたマーケティングのスタッフは毎日のように一緒にいたのでマーケティングやセールスの部署について学ぶことも多く、前々から興味はありましたが毎日忙しくても楽しく毎回やりがいを感じて充実しているそんな彼の姿を見て挑戦したい意欲がさらに増しました。そういった面でも本当に充実した毎日を送ることができました。モールもレストランも何もなく、最初の1、2ヶ月は本当にマニラが恋しかったですが、友達もたくさんできるとやることが特になくても毎日が本当に楽しかったです。

この1年間振り返ると本当にたくさんの人と出会いたくさんのことを学び、本当に充実した毎日でした。そして自分自身色んなことを経験し本当に成長したなと思います。この貴重な1年間を決して無駄にせず、常に向上心を持ち続けさらに成長していきたいと思います。

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